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サイバートラック、ロシアに密輸寸前のところ水際で押収。顧客は裕福なオリガルヒか?

 北米市場ではまだまだ納車待ちが続いているテスラのサイバートラックですが、アメリカでは、最初期にサイバートラックを手に入れたオーナーによる高額な転売が問題となっていました。そんな中、ロシアに密輸されそうになったと思われる2台のサイバートラックが、リトアニアの税関によって押収されました。

ロシアに密輸されそうになったと思われる2台のサイバートラック
ロシアに密輸されそうになったと思われる2台のサイバートラック

 リトアニアの税関で押収されたサイバートラックの映像

 現在、ロシアではウクライナ侵攻に対するEUの経済制裁が行われており、この制裁には、ロシアに対するEUの車両販売も含まれています。しかしヨーロッパ当局によると、2023年にはカザフスタン、ベラルーシ、ウズベキスタンを経由した5万ユーロ以上の車両がすべてロシアに渡ったことが発覚し、当局は規制を強化しています。

 今回、2台のサイバートラックは、リトアニア経由でベラルーシ(ロシアの隣国でロシアに友好的)に入国する際に押収されることとなりました。ちなみにサイバートラックは、ヨーロッパ各国で公式の展示ツアーが始まったばかり。もちろん、市販はされていません。

 テスラはサイバートラックのヨーロッパ展示ツアーを開始したばかり

 米国の情報サイト、エレクトレックによると、現在、米国では10万ドル(約1550万円)のデュアルモーターファウンデーションシリーズと12万ドル(約1860万円)のサイバービーストファウンデーションシリーズが販売されていますが、一部の初期バイヤーによって2倍以上の価格で転売されるという現象が問題となりました。

 そこでテスラは、初期のサイバートラックに「転売禁止」条項を追加、もし転売した場合は、5万ドル(またはそれ以上)の違約金を課し、売り手に対して今後テスラの車両を販売しない可能性を通知するなどの対策を施しました。

世界各国で注目を浴びるサイバートラック。ベルリンで実施されたヨーロッパ展示ツアーにも多くの人々が(Tesla Europe & Middle EastによるXの投稿より)

 しかしサイバートラックは、自動車マニアやテスラマニア以外に、他の自動車メーカーも興味津々な模様です。サイバートラックオーナーズクラブの情報によると、オークションサイトにおいて、フロリダ州のポルシェディーラーが24万ドルで落札したというディールが報告されています。

 今回、リトアニアで押収された2台に関しては、誰が購入した車両なのかは分かりません。ロシアの新興財閥オリガルヒの誰かがプレジャー用に買ったのか、あるいは、ロシアの自動車関連企業がリサーチ用に買ったのか。いずれにせよ、今回の「サイバートラック密輸作戦」は未遂に終わってしまいました。

 出典:エレクトレック ”Someone tried to smuggle two Tesla Cybertrucks into Russia”

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