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ベントレー、初のフル電動モデルを発表。英国名門ブランドの歴史を変革する「ビヨンド100」戦略

 高級車メーカーの代名詞として知られるベントレーモーターズは、英国チェシャー州にある本社から、本日、2024年11月7日23時(日本時間)にライブ配信される「Bentley Motors Beyond100 Media Briefing」において、同社初となるフルEVの詳細を明らかにします。

 2020年に発表された「ビヨンド100」戦略は、ベントレーが100年以上にわたって築き上げてきた高級車メーカーとしての伝統を守りながら、持続可能なモビリティの未来へと歩みを進めるための青写真として機能してきました。今回の発表では、新たに会長兼CEOに就任したフランク=ステファン・ヴァリザー氏のもと、今後4年間の具体的な展望を示す予定です。

 ビヨンド100戦略の核となるのは、2030年までに全車種の電動化を実現するという目標です。同社は、すでにベンテイガとフライングスパーの2モデルにハイブリッド車を投入し、2024年までには全3モデルシリーズにハイブリッドラインナップを揃える計画を進めています。

ベンテイガハイブリッド
ベンテイガ ハイブリッド

フライングスパーハイブリッド
フライングスパー ハイブリッド

 さらに注目すべきは、「ファイブ イン ファイブ」計画。これは2025年から5年間にわたり、毎年新しい電動モデルを発表していく意欲的な取り組みです。特に2025年に予定される初のフルEVは、ライフサイクル全般においてカーボンニュートラルを実現する世界初のラグジュアリーカーとなることが期待されています。

 ベントレーの電動化への取り組みは、2017年の電動コンセプトカーEXP12 Speed 6eに始まり、2019年に発表された未来志向のEXP 100 GTコンセプトへと進化。現在では、ベンテイガ ハイブリッドとフライングスパー ハイブリッドが、同社の電動化技術の実力を証明しています。

2017年の電動コンセプトカーEXP12 Speed 6e
2017年の電動コンセプトカーEXP12 Speed 6e

未来志向のEXP 100 GTコンセプト
未来志向のEXP 100 GTコンセプト

 W型12気筒ガソリンエンジンの雄として名を馳せたベントレーは、ビヨンド100戦略が発表された2020年から2030年までの10年間でフルEVメーカーへと生まれ変わろうとしています。本日の発表は、100年を超える歴史を持つこの名門ブランドが、いかにして伝統と革新のバランスを取りながら、持続可能な未来へと歩みを進めていくのかを示す重要な機会となりそうです。

電動コンセプトカーEXP12 Speed 6eのイメージ動画

EXP 100 GTコンセプトのイメージ動画

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