大阪市のEV充電器事業社クリーンエナジーラボは、2025年4月10日、大阪・関西万博の万博Park & Ride(パークアンドライド)駐車場エリア4カ所に、EV充電器85台の設置を完了したと発表しました。
同社によると、舞洲A、尼崎、堺A、夢洲障がい者専用駐車場の4カ所に設置された充電設備には、ABB社製Terra AC Wallbox充電器(6kW普通充電器)が採用されています。充電器はクリーンエナジーラボが開発した「EV充電制御CELシステム」と連携し、充電器の監視・制御が可能となっています。
利用者は専用スマートフォンアプリを通じて、充電ステーションの検索、予約、QRコード読み取りによる充電開始、遠隔操作、電子決済・クレジットカードでの支払などのサービスを利用できます。また、利用に応じたポイント還元システムも導入されています。
本プロジェクトでは、大阪府吹田市に本社を置く岡電気工業所が大阪・関西万博の運営参加サプライヤーとしてEV充電設備および高圧受電設備を提供し、クリーンエナジーラボ社はその協賛構成員として参画しています。
2025年4月13日より開幕した大阪・関西万博2025は、カーボンニュートラルなイベント運営を目指しており、今回の取り組みは来場者のEV利用促進と会場周辺の交通混雑緩和にも寄与するとされています。