日本空港ビルデングは、電気自動車(EV)向け充電サービス会社テラチャージとの提携により、2025年5月23日から羽田空港のP1・P4駐車場に設置されたEV充電設備の全面リニューアルを実施し、新サービスをスタートしました。
今回のリニューアルでは、空港利用者の利便性向上を目指し、急速充電器の刷新に加え、EVコンセントの増設が行われました。P1駐車場には、50kWの急速充電器1台と3kWのEVコンセント10口、P4駐車場には同じく急速充電器1台とEVコンセント7口が設置されています。

新サービスの利用料金は、急速充電器が1分あたり44円(税込)で最大30分間の利用制限(30分充電完了後は自動で給電が止まるシステム)があり、EVコンセントは1時間あたり200円(税込)となっています。EVコンセントの3kWは、例えば日産リーフを充電する場合、40kWバッテリー搭載車では約16時間、62kWhバッテリー搭載車の場合は約24.5時間で満充電となります。

羽田空港によると、EVコンセントについては2、3日の旅行客の利用を想定しており、「時間を気にせず充電した状態でご旅行へ行っていただいても問題ありません」とのこと。テラチャージも空港を利用する旅行客を想定し17口のEVコンセントを用意しました。急速充電器については、1回の充電につき30分まで(30分充電完了後は自動で給電が止まるシステム)となっているので、30分経過後は車を移動する必要があります。

なお、本リニューアルに伴い、これまで無料だった同駐車場のEV充電サービスは有料化されることになりました。利用者は専用の無料モバイルアプリ「Terra Charge」をダウンロードし、利用者登録および支払い情報を登録することで、アプリ内での決済完了後すぐに充電器を利用できる仕組みとなっています。Terra ChargeアプリはApp StoreおよびGoogle Playから入手可能です。
また、サービスの安全性と利便性を高めるため、24時間365日対応のコールセンターも設置されており、トラブル時にも安心して利用できる環境が整えられています。

