フォルクスワーゲンとUberは、今後10年間にわたって米国の複数都市でUberプラットフォーム上に自動運転EV「ID.Buzz AD」を数千台展開する長期的な戦略的パートナーシップを2025年4月24日に締結しました。
試験運用は2025年後半から開始し、2026年にはロサンゼルスを皮切りに商用サービスの提供を予定しています。初期段階では、安全性確保と技術の改良のため、各車両に訓練を受けたオペレーターが同乗します。サービスの拡大は、必要な規制当局の承認を得た上で段階的に進められる計画です。
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フォルクスワーゲンAGの自動運転モビリティブランドであるMOIAが、ID.Buzz ADの自動運転システムとUberプラットフォームへの統合ソリューションを提供します。MOIAは、OEMグレードの自動運転対応車両、ドライバー・アズ・ア・サービス(DaaS)機能、モビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)エコシステムを統合した包括的なソリューションを開発しています。
フォルクスワーゲン・オートノマス・モビリティのCEO、クリスチャン・ゼンガー氏は「フォルクスワーゲンは単なる自動車メーカーではありません。モビリティの未来を形作っています。Uberとの協業は、そのビジョンを加速させるものです。私たちの真の強みは、量産体制の専門知識と最先端技術、そして都市のモビリティニーズへの深い理解という、両方の世界の最良の部分を融合できる能力です」と述べました。
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