アルファ・ロメオは2025年5月13日、新型コンパクトSUV「アルファ・ロメオ・ジュニア」を6月24日に日本で正式発表すると公表しました。
新型ジュニアは、アルファ・ロメオの電動化戦略における重要モデル。パワートレインには、バッテリーEV(BEV)とマイルドハイブリッド(MHEV)の2種類が設定されています。特にBEVモデルは、アルファ・ロメオブランド初の完全電動車となります。
最高出力156馬力のEV「エレットリカ」は、54kWhバッテリーを搭載し、WLTP基準で410kmの航続距離を実現しています。そして、マイルドハイブリッド「イブリダ」は、1.2リットル 3気筒ターボガソリンエンジンと48Vリチウムイオン電池、21kWモーターで構成され、総システム出力で145馬力を発揮します。

「ジュニア」は2024年4月、当初「ミラノ」という名称で欧州でデビューしたモデル。しかし発表からわずか5日後、イタリア政府からの指摘により「アルファ・ロメオ・ジュニア」へと名称変更するという異例の展開を見せました。

欧州では発売と同時に大きな反響を呼び、ローンチエディションのオンライン見積サイトが一時ダウンするほどの人気を博しているモデルです。
「ジュニア」という名称は、1960年代に発売されたベストセラーモデル「GT1300ジュニア」に由来しています。当時のGT1300ジュニアは、若年層をターゲットにした手頃な価格設定でありながら、アルファ・ロメオらしいスポーティな走りと華麗なデザインを両立したモデルでした。
新型ジュニアも、コンパクトなボディサイズでありながら「アスリートの筋肉美」をイメージした躍動的なデザイン、「イタリアの美学と情熱」を凝縮したエモーショナルなスタイルを特徴としており、先代の精神を継承しています。
アルファ・ロメオは、ジュニアの日本国内発売を盛り上げるため、特設ティザーサイトを5月13日より公開。公式アンバサダーの募集も開始しています。



