by EVcafe編集長 駒井尚文 @tesla365days
今年(2026年)も、ラスベガスにやってきました。1月6日から9日まで行われたCESの取材です。2024年から3年連続の参加です。
もともと、家電の見本市「Consumer Electric Show」として始まったCESですが、ここ数年は、新たなEV(電気自動車)のお披露目の場にもなっていて、私たちもそれを目当てに訪れてきたのですが、今年はだいぶ様相が変わっていました。
大手自動車メーカーの展示が、ほとんどなくなっていたのです。まったくないわけではありませんが、昨年対比で70%ぐらい減っていると感じます。
今年、EVに取って変わっていたのは、ロボティクス&AI。とりわけ、目立っていたのは中国勢です。凄い数のギャラリーを集めていた展示がいくつかありました。
杭州の「Unitree Robotics」の人型ロボット、G1。ボクシングのリングのように設えたブースで妙技を披露しています。大勢の人々が群がってスマホで動画を撮影しています。

CESでラスベガスに来ていますが、もうEVの展示会ではなくなって、ロボティクスの見本市の様相です。このUniTreeのブースが一番盛り上がってます。 pic.twitter.com/ABXJnc14Y7
— テスラ365日 (@Tesla365Days) January 7, 2026
ヘビメタ風のBGMが、妙に記憶に残ります。Unitreeは今年IPOの予定だとか。
Unitreeのお隣には、深圳の「Engine AI」。こちらはちょっとマッチョな体型のロボです。

シンガポールのロボティクスベンチャー「Sharpa」が展示していた卓球ロボも人気を集めていました。
Sharpaの卓球ロボ。 #CES2026 pic.twitter.com/NwUHGwQ0CB
— テスラ365日 (@Tesla365Days) January 11, 2026
昨年は影も形も見えなかったメーカー群が、会場を席巻しています。
韓国勢だと、「ヒョンデ」のブースは毎年とても人気で大行列ができるのですが、今年の目玉はEVじゃなくて、やはりロボ。傘下のボストンダイナミクスのアトラスは恐らく一番人気。

しかし私たちが参加したデモでは、アトラスのキレっキレのダンスは見られず。自動車工場における、パーツの移動作業を行うという地味なデモのみ。
代わりに、犬型のこいつが、階段の上り下りを披露する場面を目撃できました。
Boston Roboticsの犬型ロボ「Spot」 #CES2026 pic.twitter.com/NsKEdd5FcE
— テスラ365日 (@Tesla365Days) January 11, 2026
日本勢は「ソニーホンダ」のAFEELAが今年も出品されていましたが、他社のブースの内容を見ると、正直「今年もEVの展示なのか。もう、時代遅れなんじゃないか」と思ってしまいます。


毎年、大型のテレビや透明なモニターを出品して話題を呼ぶ「LG」や「Hisence」も、今年はテレビはほどほどで、けっこう無理矢理な感じでロボットを展示しています。
冷蔵庫から食材を取り出してキッチンに運ぶ、お手伝いさんロボとか。これはLGのブースです。

かつてEVがところ狭しと並べてあった棟は、LIDAR、レーダーや自動運転用ソフトウェアなど、日本ではなじみのない会社が多く出店しています。
コンベンションセンターをひとまわりして、日本勢として一番押し出しが強いと感じたのは、このEVでした。
「クボタ」の多目的農作業マシン「KVPR」です。
色々なエクイップメントを取り付けることで、運搬、除草、肥料散布、収穫作業などさまざまな農作業を行うEVです。AIも搭載していて、音声認識や障害物回避など、リアルタイムで対応できるようです。

まだコンセプトモデルとのことですが、「攻殻機動隊」meets「トランスフォーマー」みたいなルックと機能を兼ね備えたマシンで、ちょっとワクワクする感じがしました。
後編「他社とは格が違ったあの会社と、ロボタクシー試乗記」へ続く

