メルセデス・ベンツは2026年3月10日、グローバルでのライブ配信を通じ、新型の電動ミニバン「VLE」を世界初公開しました。最大8人乗りとなるこのモデルは、同社が新たに開発したEV専用のモジュール式プラットフォーム「ヴァン・イーエー」を初めて採用した車両です。


グレード構成としては、FWDで最高出力272馬力(200kW)の「VLE 300」と、AWDで最高出力409馬力(305kW)を発揮する「VLE 400 フォーマチック」の2種類が発表されました。バッテリーには実用容量115kWhのニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーを搭載し、WLTPモードでの航続距離は700km以上と公表されています。また、800ボルトの充電システムを採用しており、最大320kWの急速充電に対応することで、15分間の充電で最大320km分の航続距離を回復することが可能です。

箱型のミニバンでありながら、空気抵抗係数(Cd値)0.25という数値を達成。空力性能をさらに高める機能として、エアサスペンションがナビゲーションのデータと連動し、走行中に自動で車高を下げて空気抵抗を低減するシステムが採用されています。また、最大7度の切れ角を持つ後輪操舵システムを搭載することで、最小回転半径は10.9メートルに抑えられています。

車内設備においては、前席に10.25インチの運転席用ディスプレイと2つの14インチディスプレイを統合した「エムビーユーエックス・スーパースクリーン」を採用しています。後部座席にはルーフから展開する31.3インチの8Kパノラマスクリーンが備わっており、新世代のオペレーティングシステムと人工知能アシスタントによる操作環境が提供されます。今後は80kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーを搭載したグレードの追加も予定されており、グローバル市場での展開が順次開始される見通しです。









