EV充電サービスのプラゴが、国際規格ISO 15118に準拠したプラグアンドチャージ(Plug&Charge)への対応を進めます。ドイツ・ベルリンのeモビリティ企業ハブジェクト(Hubject)とパートナーシップを締結したもので、両社が2026年8月27日に発表しました。
プラゴはこれまで、日本発の急速充電規格であるCHAdeMOに準拠したプラグアンドチャージシステム「&GO」の実用化を進めてきました。ここにISO 15118への対応が加わることで、国内規格と国際規格の双方をまたいだプラットフォームの構築を進めることになります。充電規格が複数併存するなかで、規格の違いをドライバーに意識させない環境をどう整えるかが課題となっており、同社は今後、NACSをはじめとする国際的な充電規格への対応拡大も視野に入れるとしています。
プラグアンドチャージは、充電ケーブルを車両に挿すだけで利用者の認証と課金が完了する仕組み。車両と充電器が電子証明書をやり取りして本人確認を行うため、アプリの起動や認証カードの読み取りといった操作が不要になります。この証明書を発行・管理する基盤をどこが担うかが導入のカギとなり、ハブジェクトはその領域で世界的な事業者として知られています。
同社の中核事業は、充電事業者(CPO)とeモビリティサービスプロバイダー(eMSP)を相互接続するeローミングプラットフォーム「インターチャージ(intercharge)」。75カ国以上で110万基を超える充電ポイントと3500社を超えるB2Bパートナーを接続しており、事業者をまたいだ充電インフラへの標準化されたアクセスを提供しています。プラグアンドチャージ分野ではISO 15118-2およびISO 15118-20に対応した認証基盤を展開し、そのエコシステムは500万台を超える対応EVをカバーしています。このほか、自社で保有する決済ライセンスを活用し、EV関連事業者向けの金融サービスも手がけています。
両社は今回の提携で、日本国内のCPOやeMSPに対するプラグアンドチャージの導入から日常運用までを支援します。自動車メーカー(OEM)が対応車両を日本市場に投入する際には、ハブジェクトの証明書インフラを提供。充電器メーカーに対しては、両社が連携してテストおよび認証に向けたプロセスを支援します。あわせて、日本市場におけるプラグアンドチャージの認知向上と普及に向けた活動も共同で進める方針です。
(EVcafe編集部)

