EVジェネシスは、2025年8月1日、災害対応と日常利用を両立する三輪電動モビリティ「スリールオータ」の特別仕様モデルを全国限定30台で販売開始したと発表しました。
同社は過去1年間にわたりソーラーパネル搭載スリールオータの実証実験を実施し、ソーラーパネルのみで30~40km走行可能な車両の開発に成功しました。今回発売される限定モデルは、この実証実験の成果を反映した製品となります。

限定30台モデルは「走る小さな発電所」をコンセプトとし、高効率ソーラーパネル2枚(太陽光のみで30~40km走行可能)、スタンダードモーター、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーSサイズ(航続距離60km)、MPPT(最大電力点追従制御装置)、インバーター(家電使用・電配機能付き)、ハードドアを搭載しています。
限定モデルの通常価格は140万円(税抜)ですが、限定プロモーション価格として115万円(税抜)で販売されます。ボディカラーはピンク、ペパーミント、ホワイト、バイオレットから選択可能。

スリールオータは日常の移動手段としてだけでなく、災害時の電力支援車としての機能を持ちます。車検・車庫証明不要で年間自動車税は3600円、重量税は新規登録時の4900円のみという経済性も特徴です。災害時にはスマートフォン600台分の充電が可能で、停車中・走行中を問わず発電・充電を継続できます。

スリールオータの特別仕様モデルは、台数限定のため、予定数に達し次第販売終了となります。完全予約制で同社の代官山ショールームでの試乗も可能です。

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スリールオーターの仕様
項目 | スタンダードモデル | 限定30台モデル |
インバーター | 搭載(電配機能あり) | 同左 |
ドア | ビニールタイプドアのみ(ハードドアなし) | ハードドア付き |
ソーラーパネル | なし | 高効率パネル2枚付き |
MPPT | なし | 搭載 |
ボディーカラー | ホワイトのみ | 選べる4色※ |
価格 | 98万円(税抜) | 1150万円(税抜)モニター価格 |
※選べる4色(ピンク、ペパーミント、ホワイト、バイオレット)