パワーエックスは2026年9月16日、同社が運営するEVチャージステーションで高電圧充電への対応を開始したと発表しました。最初の拠点は東京都江東区有明の「ライブドア・アーバンスポーツパーク」で、設置済みの充電器を改修し、最大電圧1000V、最大出力240kWで充電できるようにしました。同社は2026年末までに対応拠点を約20カ所に広げ、その後は全国のステーションへ展開する計画です。
改修の対象は、同社製の蓄電池型超急速EV充電システム「ハイパーチャージャー・スタンダード」です。充電器を入れ替えるのではなく、既設機のケーブルと充電ガン、ソフトウェアの一部を改修して対応しています。改修後は、1口のみを使う場合で最大240kW、2口を同時に使う場合は1台あたり最大120kWで充電できます。ただし、ブーストモードが終了した場合や車両側の制限がある場合は、240kWを維持できないことがあります。実際の出力、電圧、電流は、車両のバッテリー状態や受電制限などによって変わります。
この充電器は358kWhの蓄電システムを内蔵しているため、設置場所の受電設備が低圧のままでも高出力で充電できます。この仕組みは今回の改修後も変わりません。
充電規格はCHAdeMO 2.0.2です。高電圧システムを搭載したEVに加え、従来の400V系EVも引き続き利用できます。また、充電コネクタとケーブルも新しくなりました。同社はコネクタを軽くし、柔軟性の高いケーブルを採用したことで、充電時に扱いやすくなったとしています。
高電圧システムを採用したEVは、プレミアムブランドを中心に増えています。同社は、国内でも今後こうした車両の投入が進むとみており、今回の改修で車両側の充電性能を生かせるようになるとしています。
高電圧充電に対応した拠点は、同社の「パワーエックス」アプリで最大充電速度が「240kW」と表示。アプリ内の地図の絞り込み検索でも探すことができます。

「パワーエックス」アプリ

