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メルセデス・ベンツが国家戦略特区「脱炭素先行地域」の千葉市に2024年3月より本社移転、EV普及へ加速!

 メルセデス・ベンツ日本とメルセデス・ベンツ・ファイナンスは、本社を千葉県千葉市美浜区に移転することを発表しました。新本社での業務開始は、2024年3月の予定です。

 両社は、「Purpose driven work」、つまり 目的志向で働くことを掲げており、今回の本社移転により、メルセデス・ベンツ日本とメルセデス・ベンツ・ファイナンスの、営業、企画、経理、人事総務部門など2社の本社機能を幕張新本社のワンフロアに集約します。

 2023年11月7日の千葉市との共同記者会見でメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は「働き方の変化が進んでおり、出社とリモートのハイブリッド制度を実施しています。新本社で効率的な業務運営と従業員同士のコミュニケーションの円滑化を期待します」と移転後の新しい働き方に触れました。

「ジャパンモビリティショー2023」でのメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長
「ジャパンモビリティショー2023」でのメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長

 移転先のワールドビジネスガーデンは、JR京葉線海浜幕張駅から徒歩2分の立地。メルセデス・ベンツ日本とメルセデス・ベンツ・ファイナンスが入居する施設の規模は1915平方メートルで、約300人の従業員がそこで働く予定です。

 共同記者会見において千葉市の神谷俊一市長は「二社の本社移転は税収や雇用など経済的に大きなメリットがあります。街づくりなどさまざまな分野で連携を進めながら、官民一体で次の時代の潮流を生み出すプラットフォームを目指していきたい」と期待を寄せました。

 また、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は「千葉市のカーボンニュートラルに向けた取り組みが移転の決定的なポイントとなりました。今後は持続可能な車社会に向けた課題と向き合うことが重要な責務となります。千葉市でより一層お客さまに満足いただける製品やサービスを提供し、幕張新都心で町のにぎわい作りをしていきたい」と脱炭素社会へ対するメルセデス・ベンツ今後の方向性を示しました。

「ジャパンモビリティショー2023」でのメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長
「ジャパンモビリティショー2023」でのメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長

 2039年度までに、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを全ての新車両で実現することを目標に掲げているメルセデス・ベンツは、千葉市内での展示イベントや試乗会でEVへの理解を深める機会を設ける他、災害時には、非常用電源としてEVを派遣する態勢整備も検討していきます。

 国家戦略特区であり、国の「脱炭素先行地域」に指定されている千葉市に本拠を構えることで、カーボンニュートラルに向けた取り組み、EV 普及の活動について、一層の加速化を図るメルセデス・ベンツ。今後、千葉市との連携協定締結も視野に、双方が目指す持続可能な社会の実現に向け、様々な分野での協業を検討していく予定です。

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