世界各国でEVの普及が促進された2023年には、様々な注目のEVが日本国内でも発売されました。それらのラインアップの中から、日本全国のマンション等を中心にEV充電器の設置を展開するEV充電事業者「ユアスタンド」の協力のもと、EVcafeが選んだ「2024年に乗ってみたい注目の一台」を3回連載で紹介していきます。
第1回目に紹介するのは、メルセデス・ベンツ EQE 350 4MATIC SUVです。EQEは、セダンタイプが2022年に販売開始されましたが、世界的に人気のSUVに対するニーズに対応するためにSUVタイプも発売となりました。EQE SUVは、2022年10月にパリのロダン美術館で発表され、2023年8月25日に日本での受注が開始。それに合わせて、ドイツ本社からメルセデス・ベンツグループのオラ・ケレニウス会長が、14年ぶりに本社の会長として来日し記者会見をしたことでも注目を浴びた一台です。では、EQS、EQS SUV、EQEに続きEV専用のEVA2プラットフォームを採用する4車種目のモデルとなった、EQE350 4MATIC SUVについてみてみましょう。
EQシリーズでSUVの魅力を体現したエクステリア
EQE350 4MATIC SUVのエクステリアは、長いホイールベースがもたらす独自のプロポーションによって独特の雰囲気を醸し出します。フロントはグリルレスでメルセデス・ベンツの星があしらわれたブラックパネルとEQシリーズの独特なヘッドライトが印象的です。リアはEVらしさが見えるセンターのLEDバーとリアコンビネーションランプのレイアウト。同じEQEとはいえ、セダンタイプをただリフトアップするだけではなくSUVらしい力強くダイナミックなフォルムが創りだされているのが魅力です。ドアノブはキーを身に着けた人がクルマに近づき、手でスワイプするとポップアップするシームレスドアハンドル、日々のドライビングにおいても一ランク上の洗練されたEVライフを演出してくれます。
アルミ合皮が演出するラグジュアリーなインテリア
メルセデス・ベンツらしくインテリアの快適さは、他のSUVに比べても数段上のレベル。。座った際に触るものや見るものはすべてアルミや合皮でできており、高級感があります。最新のインフォテインメントシステム「MBUX」を搭載した大きなセンターディスプレイの操作性の良さはもちろん、この車の大きな特徴の1つと言えるアンビエントライトは、色やパターンを変えることができ、夜の移動の際にも都会的で洗練された空間を演出してくれます。
また、EV独自のロングホイールベースやフラットなフロアがもたらす広々とした空間により、ガソリン車のSUVよりもかなり室内空間が広く作られているのも特徴。1人での移動はもちろん、家族を乗せてのドライブも気兼ねなく楽しめます。
快適性が追求されたドライビングエクスペリエンス
EQE 350 4MATIC SUVのドライビングエクスペリエンスは、ラグジュアリーであり快適そのもの。ステアリングのフィーリングはかなり軽く、またシートも座り心地が良いので運転していても疲れません。車の快適さは外から入ってくる音によっても異なってきますが、遮音性も他のEVと比べて格段に優れていて、走行時も極めて静かなのがこのEVの大きな魅力です。全幅 2030 mmと車体は大きいですが、リアアクスルステアリングを搭載しており、約60km/h以下での走行時は、前輪と逆方向に後輪が切れるので、Uターンの際の取り回しの良さは抜群です。
バッテリーは89kWhの新世代大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、528km(WLTCモード)のゆとりの航続距離を実現、家族との週末のお出かけでも、充電残量を気にすることなくロングドライブを満喫することができます。
今回、体感したEQE 350 4MATIC SUVは、さすがにメルセデス・ベンツがEVA2プラットフォームをを採用して世に出してきたSUVだけあり、EV特有の機能性と快適性をたっぷりと兼ね備えたラグジュアリーな一台でした。
EQE350 4MATICの仕様
全長 | 4880 mm |
全幅 | 2030 mm |
全高 | 1670 mm |
ホイールベース | 3030mm |
車両重量 | 2630 kg |
価格 | 1369万7000(税込)~ |
高級SUVには世界で実績があり信頼できる家庭用充電器を
EQE 350 4MATIC SUVという上質な高級SUVを手に入れた際には、自宅に設置するEV充電器も操作性やスタイルにもこだわって選びたいものです。そんな快適EVライフを実現したい向きにおすすめなのが、ユアスタンドが国内販売を担う、Wallbox社の「Wallbox Pulsar Plus」です。
Wallbox社は、2015年にスペインで創業され、現在、世界113カ国で50万台以上の販売実績を誇る充電器メーカー。最先端技術と卓越したデザインを融合させたスマート充電システムを開発し、世界中のEV利用者向けに質の高い充電体験を提供しています。今回の撮影でも活躍したWallboxの機種が、2023年からユアスタンドによって日本国内販売が開始された主力機種のPulsar Plusです。
Wallbox Pulsar Plus デザイン性と操作性
Pulsar Plusは、場所を取らないコンパクトなデザインが特徴的です。コンパクトで丸みを帯びた正方形タイプのデザインなためユーザーに上質な印象を与え、所有者の住環境にも調和します。さらに、専用のアプリを通じてリモートでの操作が可能。状況に応じて出力の変更を1.2〜8kWhまで行うことができるのはもちろん、スケジュール設定や充電器の施錠・解錠もアプリで操作することができます。今回紹介した、EQE 350 4MATIC SUVとの相性も抜群で、Wallbox Pulsar Plusを使用することで最大6.4kWの普通充電が可能です。
[文:らいあん、写真:大森直(モデルとEVエクステリアカット)、らいあん(EVインテリアカット)、ヘアメイク:EIJI KADOTA(SIGNO)、モデル:山岸明生(STANFORD)]
ユアスタンドが提案する、もっと快適でスマートなEVライフ!
ユアスタンドは、Wallbox Pulsar Plus 以外にも、日本国内でEV充電を設置したいと考えている人々に、様々なサービスを展開しています。ここでは、もっと快適でスマートなEVライフを過ごすための、ユアスタンドの3つの提案を紹介します。
1:電力事業者との連携でお得な充電スタイル
ユアスタンドでは電力会社との連携により、お客様のライフスタイルに合わせて電力プランを提案することが可能です。日中車を利用されない方向けのプランや、深夜電力を活用した電力プランなど、様々なライフスタイルに対応して節約し、電気代の面で優れたコストパフォーマンスを発揮できます。
2:パワーメーターで電力超過を防止
EV充電器を設置すると、家庭内の電流とEVに供給される電流が電力契約アンペアを超えてしまう場合にブレーカーが落ちてしまうことがあります。そんな悩みを解決するために、ユアスタンドではパワーメーターをつけることを勧めています。パワーメーターは、自宅の電気使用量を計測し、自動的にEV充電量を調整します。快適な住環境とEVライフの両立のために欠かせない機能なのです。
3. 専用アプリでの充電器の遠隔制御及び盗電防止
Wi-Fiに接続すれば、Wallboxの専用アプリで充電開始・充電停止などの操作を遠隔で制御することができます。また、ロックをかけることにより、部外者による不正利用や盗電を防止可能です。充電履歴も確認でき、外出や旅行の不在時も安心です。
ユアスタンド株式会社
ユアスタンドはマンション、職場及び戸建てへの電気自動車充電スタンドの導入・運用を中心とした事業展開をするEV充電サービス企業です。2018年3月に創業、当時は誰も手掛けていなかった「集合住宅向けEV充電インフラ」の市場を日本国内で開拓し、現在も、この分野におけるシェアNo.1の地位を維持しています。
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