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アップル、EV「アップルカー」の開発中止、生成AIヘ経営資源を集中へ

 米国ブルームバーグの報道によると、アップル社は電気自動車(EV)を開発するという10年がかりの取り組みを中止することになったと複数の関係者が明らかにしました。

 アップルは2024年2月27日、社内でこの情報を共有。関係者からの情報では、今回の決定はジェフ・ウィリアムズ最高執行責任者(COO)と自動車プロジェクトを統括するバイスプレジデントのケビン・リンチから従業員に伝えられました。

 2人は従業員に対し、同プロジェクトは終了に向かい、携わっていたスタッフの多くは、ジョン・ジャンナンドレアが率いる人工知能(AI)部門に移ると説明。これらの従業員は、アップル社にとって重要性が高まっている生成AIのプロジェクトに集中することになります。

 EVメーカーのテスラを率いるイーロン・マスクは、アップルの決定に対してX(旧Twitter)に敬礼の絵文字入りの投稿を行いました。

  アップルは、2014年ごろから「プロジェクト・タイタン」と呼ばれる自動車開発プロジェクトをスタートし、数十億ドルを投じてきました。完全自律走行型EVを目指したこのプロジェクトは、初期段階から苦戦を強いられ、同社はチームのリーダーや戦略を幾度も変更。現在フォード・モーターの上級幹部であるダグ・フィールド氏が去った後、COOのジェフ・ウィリアムズと、Apple Watch(アップル ウォッチ)や健康関連アプリケーションの開発を主導してきたケビン・リンチがこのプロジェクトを引き継いできました。

 2024年に入ってからは「アップルカーの発売は予定よりも2年遅れ、早くとも2028年になる」と報じられるようになり、「プロダクト、モビリティ、自動車サービス(Product, Mobility and Automotive Services)」部門を率いてきたジョナス・ラインケとD・J・ノヴォトニーが米電気自動車メーカーのリヴィアンに移籍しました。

 関係者らによると、アップルは、開発中のEVの価格を10万ドル(約1510万円)程度に想定していましたが、同社幹部らは、このEVが他の自社製品と同程度の利幅を確保できるかどうか懸念していたといいます。また同社取締役会も、日の目を見ないかもしれないプロジェクトに巨額の投資を続けることを憂慮しており、最高幹部はここ数週間でEV開発断念の決定を下すことになりました。

メインカットは、EVcafeがAIで生成したイメージ図です。

出典:「Apple to Wind Down Electric Car Effort After Decadelong Odyssey」

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