2024年7月11日、イタリアを代表する自動車メーカー、フィアットが創立125周年を迎えました。その記念すべき日に発表されたのが、世界的ファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニとのコラボレーションによって誕生した新たな限定モデル「フィアット500eジョルジオ・アルマーニ」です。
外装デザインで目を引くのは、ジョルジオ・アルマーニの世界観を体現する2つの専用カラーです。ジョルジオ・アルマーニのスタイルとテイストを反映した現代的で洗練された「ダークグリーンミシナライズド」と、アルマーニが考案した洗練された上品な色合いで、グレーとベージュを絶妙にブレンドした「セラミックグレージュ」が用意されています。また、GAロゴをモチーフにした専用デザインのホイールは、遠くからでも一目で識別できる独特の存在感を放つだけでなく、空力性能の向上にも一役買っています。
内装に目を向けると、そこには伝統的なイタリアンクラフトマンシップが息づいています。シートにはシボロン・ステッチングや立体的なパターンが施され、クラシックなテーラリング技法を想起させます。ダッシュボードには革新的なレーザーカット加工を施した木材を使用。アルマーニらしい高級感と最新技術の融合が、乗る人の感性を刺激します。
テクノロジーの面でも、この限定モデルは一歩先を行きます。フルLEDヘッドライトやガラスルーフを標準装備し、7インチTFTディスプレイや10.25インチタッチスクリーンナビ、さらにはプレミアムJBLオーディオシステムなど、最新のインフォテインメント機能が充実しています。
パワートレインには87kW(118馬力)の電気モーターを採用。WLTPサイクルで最大320kmの航続距離を実現し、都市部での日常使用に十分な性能を確保しています。さらに、レベル2の先進運転支援システムも搭載され、安全性と快適性を高次元で両立させています。
フィアットCEOのオリビエ・フランソワ氏は、「フィアットは125年にわたり、時代のニーズに合わせた製品を提供してきました。500eジョルジオ・アルマーニは、イタリアンデザインの卓越性と環境への配慮を両立させた、まさに現代のアイコンと言えるモデルです」とコメントしています。
イタリアの伝統と革新が見事に融合したフィアット500eジョルジオ・アルマーニは、フィアットのグローバル戦略の一環として、欧州、北米、中東、アフリカ、日本、オーストラリアなど、世界各地で販売される予定です。