イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXが、2026年6月12日にナスダックへ上場する計画であることが、5月15日にロイターの報道で明らかになりました。ティッカーシンボルは「$SPCX」となる予定です。
スケジュールによると、目論見書の公開は2026年5月21日以降、投資家向けロードショーの開始が6月4日、価格決定が6月11日、そして初日の取引開始が6月12日となっています。
調達目標額は約750億ドル(約11兆3000億円)で、上場時の企業評価額は約1兆7500億ドル(約263兆円)を目指しています。実現すれば、史上最大規模のIPOとなります。
主幹事証券にはモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン、ゴールドマン・サックスの5行が名を連ね、合計21行の金融機関が引受に参加します。

スペースXは2026年2月にマスク氏のAIスタートアップ「xAI」と合併しており、当時の合算評価額は1兆2500億ドルでした。今回のIPOではその評価額が1兆7500億ドルへ引き上げられる形となります。
上場先にナスダックを選んだ背景には、2026年5月1日に同取引所が導入した「Fast Entryルール」があります。このルールは、新規上場企業が一定の時価総額要件を満たした場合、上場から1カ月以内にナスダック100指数へ組み入れられる仕組みです。スペースXが1兆7500億ドルの評価額で上場すれば、ナスダック100への早期組み入れが現実味を帯びます。
テスラに続き、マスク氏が創業した企業がナスダックの主要指数に2社並ぶ可能性があり、市場関係者からも注目が集まっています。

