テスラは2026年9月3日、ハンドルもペダルを持たない完全自動運転の専用ライドシェア車両「サイバーキャブ」を、テキサス州オースティンで正式発表しました。一般ユーザーが公道でサイバーキャブに乗車できるのは今回が初めてで、これまでは撮影所内や従業員向けの試乗にとどまっていました。
ただし、ローンチの模様は公式に生中継はされず、インフルエンサーたちにも規制が敷かれていたため、SNS上ではそれほど大きなBuzzは生まれていません。
The future has arrived in Austin pic.twitter.com/RTCb0O5sez
— Tesla (@Tesla) September 3, 2026
また、テスラ株($TSLA)はこの日、サイバーキャブ発表を前に急騰していましたが、その後もみ合う展開となり、最終的には前日比5.42%高の376.365ドルで着地しました
発表に先立ち公開された「ライダーガイド」「コンプライアンスガイド」からは、サイバーキャブの詳細な仕様も明らかになっています。
車内・積載
リア・トランクは572L、最大100kgまで搭載可能。スーツケース2個+機内持ち込み2個、または折りたたみベビーカーと小型車椅子が収納できます。乗降ステップの高さ41.9cm、ヘッドルーム(頭上余裕)97.3cm、レッグルーム110.2cm。全高140.7cm、全幅175.3cm。
Cybercab is designed to be a great experience for every rider pic.twitter.com/wG0jrvJ6pX
— Tesla (@Tesla) September 3, 2026
安全・監視
外部カメラ8基(フロントグリル上部、リアナンバー上部、両ドアピラー、フロントガラス上部2基、両フロントフェンダー)に加え車内カメラ1基の計9基を搭載。車内カメラは乗車間の清掃状況や忘れ物を確認します。ドーム照明付近のレーダーが乗員を判別し、エアバッグ作動を制御。フロント・ニー・サイド・カーテンの各エアバッグを装備しますが、ISOFIX/LATCHには非対応でチャイルドシートはシートベルト固定式です。停電時も使える機械式ドアリリースを両席に搭載し、UIにはEpic Gamesの「アンリアルエンジン」を採用しています。
Cybercab is engineered to be the safest car on the road pic.twitter.com/EQMROaMk2E
— Tesla (@Tesla) September 3, 2026
テスラは発表前にオースティンの稼働台数へサイバーキャブ45台を追加しました。生産コストは1台約1万8000ドルとみられ、他社の自動運転車両(1台10万ドル超とされる)より大幅に安く、同じ投資額で約7倍の車両を展開できる計算です。
またこの日、テスラは、ロボタクシーを活用してビジネスしたい人たち向けに、問い合わせ用の入力フォームを公開しました。サイバーキャブはどんな条件・価格で販売されるのか、ライドヘイリングの収益分配はどんな比率になるのか、今後、サイバーキャブの普及がどんな展開を見せるのか、世界中の注目が集まります。

(EVcafe編集部)

