BYD Auto Japan株式会社は、同社4番目の電気自動車(EV)となる「シーライオン7」を2025年4月より販売開始することを発表しました。また、プラグインハイブリッド車(PHEV)の日本市場導入も決定し、中期的にBEVとPHEVによる7〜8モデル体制の確立を目指すことを明らかにしました。
シーライオン7は、先日開催された東京オートサロン2025で日本初公開され、BYDの「海洋シリーズ」のトップモデルとして位置づけられています。全長4830mm、全幅1925mm、全高1620mmのボディサイズを持つクロスオーバーSUVで、後輪駆動モデルと全輪駆動モデルの2タイプをラインナップします。
後輪駆動モデルは、リア永久磁石同期モーター(最高出力230kW)を搭載し、一充電走行距離は590kmを達成。全輪駆動モデルは、フロントにかご形三相誘導モーター(最高出力160kW)を追加し、0-100km/h加速は4.5秒まで向上しています。両モデルともに82.5kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しています。
さらにBYDは、PHEV車両の日本導入も発表。独自開発の「DM-i(デュアルモード・インテリジェント)」システムを搭載し、PHEV専用エンジン、モーター、変速機を組み合わせることで、高い動力性能と燃費性能の両立を実現するとしています。
BYDは2025年を「創業期」から「成長期」への転換点と位置づけ、引き続きBYD正規ディーラー100拠点の出店計画を進めるとともに、BEV、PHEVの両軸で日本展開をしていく方針。シーライオン7の価格や具体的な発売時期については、後日発表される予定です。