米国の投資会社バロン・キャピタルの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるロン・バロン氏が、今後予定されているスペースXの新規株式公開(IPO)において、新たに10億ドル規模の同社株を追加購入する意向を表明しました。米CNBCが2026年5月12日に公開したインタビューで明らかになったものです。
CNBCの番組「スクワーク・ボックス」によると、バロン氏は同社株の購入について、「IPO価格で10億ドルの注文を出している。希望通りに約定するかは分からないが、挑戦するつもりだ」と述べました。
バロン・キャピタルは2017年以降、スペースXに合計約17億ドルを投資しており、その評価額は現在150億ドル以上に達しています。バロン氏は衛星通信サービスのスターリンクについて、「地球全体をカバーするインターネットインフラに成長する」との見方を示しました。スペースXの将来の企業価値については、「今後10〜15年で10兆ドルから30兆ドル規模に達する可能性がある」と述べています。

EV大手のテスラに関しても強気の見方を示しており、「今後10年間で株価が2000ドルから2500ドルに達する可能性がある」との予測を提示しました。仮に株価が2500ドルに到達した場合、テスラの時価総額は約8.3兆ドルとなり、現在のおよそ5.7倍の規模に拡大する計算となります。
バロン・キャピタルがこれまで生み出した利益約600億ドルのうち、約3分の1はテスラとスペースXへの投資によるものとされています。
バロン氏は一部で取り沙汰されている「スペースXとテスラの合併」の可能性についても言及し、「合併すべき理由もあれば、すべきでない理由もある」と述べたうえで、最終的にはマスク氏の経営判断を支持する姿勢を示しました。なお、両社の合併に関しては、現時点で公式な発表は行われていません。

