Xは2026年7月27日、金融サービス「X Money」の米国での提供を開始したと発表しました。招待制のベータ版から一般提供へと移行し、まずは米国のプレミアムおよびプレミアム+会員が対象となります。
X Moneyは、送金・受取・決済機能をアプリ内に統合した金融ハブです。ユーザー間の送金は手数料無料・即時反映で、Visaと連携したデジタルおよび金属製の物理デビットカード「X Card」も発行されます。主な特典は以下の通りです。

・最大年利6.00%のAPY(預金金利)
・X Cardの対象決済で3%のキャッシュバック
・給与の早期入金(通常より最大2日早く反映)
・送金・小切手発行・ATM引き出し無料
預金口座はCross River Bank(FDIC加盟)で管理され、キャッシュスイープ・プログラムにより複数の提携銀行に分散されることで、最大1000万ドルの合算FDIC保護が受けられる仕組みです。セキュリティ面ではパスキー認証を採用し、取引ごとに上限設定や追加認証を設定できます。
イーロン・マスク氏とリンダ・ヤッカリーノ元CEOはかねてより、Xを決済・銀行機能まで備えた「エブリシングアプリ」へと発展させる構想を掲げてきました。X Moneyは当初2024年の展開を目指していたものの延期が続き、今年6月末に一部プレミアム+会員向けの限定展開を経て、今回米国での本格提供に至りました。対象は現時点で米国の41州とワシントンD.C.に限られています。
EVやモビリティ業界でもテック大手による「アプリ内経済圏」の囲い込みが進む中、決済・金融サービスの統合はプラットフォーム戦略の重要な要素になりつつあります。X Moneyの動向は、テスラの決済・保険事業を含む今後のマスク系サービス連携にも影響を与える可能性があります。
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— X (@X) July 27, 2026

