自動運転タクシーサービスを展開するWaymo(ウェイモ)は、新型ロボタクシー「Ojai(オハイ)」の一般向け提供を、ロサンゼルス、フェニックス、サンフランシスコの3都市で開始したと発表しました。2026年8月19日付けの公式Xが伝えています。これまで一部の招待ユーザーに限定していた試乗プログラムを終え、すべての利用者が配車アプリを通じてオハイを呼べるようになります。
オハイはウェイモにとって初のロボタクシー専用設計車両で、中国・Geely傘下のZeekr(ジーカー)が製造するベース車両に、ウェイモの第6世代自動運転システムを組み込んだモデルです。センサー構成は、
カメラ13基、レーダー6基、LiDAR4基となっており、センサー用ヒーター・ワイパー・スプレーヤーを搭載し、悪天候下でも視界をクリアに保持することが可能です。
従来の第5世代システムと比べてセンサー総数を大幅に削減しながら性能を向上させており、悪天候や夜間でも安定した走行を実現しているとされています。

ウェイモはオハイの車内空間について、低床・フラットフロア設計により乗降がしやすく、まるで「走るリビングルーム」のような開放感を持たせたと説明しています。後部座席には大型LEDスクリーンを3基備え、温度や音楽など乗車体験を自分好みにカスタマイズできます。

アクセシビリティにも配慮が行き届いており、点字表示や画面読み上げ機能への対応、乗降時に体を支えるシート一体型ハンドルなど、さりげないサポート機能が随所に組み込まれています。
もう一つの目玉が、グーグルの生成AI「ジェミニ」を活用した車内インターフェースです。画面上のジェミニアイコンをタップするだけで、車内設備の操作や道案内、ウェイモに関する情報、周辺エリアの豆知識などを音声で呼び出せます。

例えば「エアコンを25度に設定して」と話しかければ温度調整が可能なほか、「近くのおすすめカフェは?」「あの記念碑の歴史を教えて」といった質問にもその場で答えてくれます。単なる移動手段を超え、AIとの対話を通じて移動時間そのものを楽しめる設計になっているのが特徴です。
ウェイモは今後、デンバーやラスベガス、サンディエゴなど新たな都市へもオハイの展開を拡大していく方針です。

