テスラ韓国は2026年10月1日、当月から韓国で納車されるモデル3とモデルYに、V2L(ビークル・トゥ・ロード)機能を搭載すると公式Xで発表しました。V2Lは、車両の高電圧バッテリーに蓄えた電力を外部の電気機器に供給する機能です。
モデル3については、2026年第4四半期に納車される車両から一部の仕様を変更すると、別の投稿で告知しました。主な変更点は、16インチのセンターディスプレイの解像度と画素密度の向上、ブラックのヘッドライナー、V2L機能の搭載です。あわせて選択肢も増えます。ゼングレーのシートカラーはプレミアム ロングレンジRWDとパフォーマンスで、19インチのダークノバホイールはプレミアム ロングレンジRWDで選べるようになります。
V2Lを使うには、純正の「テスラ・アウトレット」アダプターが必要です。韓国の公式オンラインショップでの価格は14万5000ウォン(約1万7000円)で、仕様は220V/16A/60Hz、最大出力3.5kWです。現在、モデル3/Y(2027年式で、車台番号(VIN)の10文字目が「V」の車両)、モデルY L、およびサイバートラック(車両ファームウェア2026.14.6以上)でのみ使用可能となっています。

ドライブ・テスラ・カナダの記事によると、テスラは中国、オーストラリア、ニュージーランドでもモデル3のV2L対応を始めています。同記事は、この機能が2027年式のハードウェアに結び付いていると伝えています。そのため、それ以前のモデル3はソフトウェア更新や後付けでは利用できません。モデル3には2026年に入り、電力変換システムの簡易版「PCS2Lite」が搭載されたことが、公式サービスマニュアルから明らかになっていました。PCS2Liteは、サイバートラックで初めて採用されたシステムの簡易版です。ただし、これを搭載した車両でも、2027年式より前のものは対象外とされています。なお中国では、10月1日からモデル3とモデルYで最大2200Wの外部給電に対応したと報じられています。
V2Lへの対応状況は、国や地域によって異なります。米国では、2026年8月にモデルYのプレミアムトリム(RWD・AWD)が新たに対象になりました。アダプターを第3世代モバイルコネクターに取り付けることで、120V/20A、最大2.4kWの電力を取り出せます。それまで米国で対応していたのは、モデルYパフォーマンス、モデルYL、サイバートラックでした。一方カナダでは、モデルYパフォーマンスでもV2Lが利用できない状態が続いています。テスラは今後の対応を明らかにしていません。
日本での導入時期や対応は、現時点で発表されていません。
*メイン画像に写っているV2L製品車両は韓国以外の販売モデルを撮影したものです。

