テスラの欧州部門は2026年9月7日、自動運転機能「FSD (スーパーバイズド)」がスロベニアで正式に承認されたと発表しました。公式Xによれば、FSDの提供は近日中に始まる見込みで、スロベニアはオランダ、リトアニア、エストニア、デンマーク、ベルギーに続き、欧州でFSDを承認した6番目の国となります。
FSD Supervised now approved in Slovenia 🇸🇮
— Tesla Europe, Middle East & Africa (@teslaeurope) September 7, 2026
Rollout will begin soon pic.twitter.com/bxSCKjMCY4
6月のベルギーでの承認から今回のスロベニアまでは約3カ月の空白期間があり、EU全体としての承認手続きが足踏みしていたことがうかがえます。

各国承認の一方で、EU全体での型式認可(EU規則2018/858第39条に基づく特例)を審議する技術委員会(TCMV)は、6月30日の会合でも採決を見送りました。背景にはスウェーデンなどの反対があります。スウェーデン運輸局は、FSDが制限速度を超えて走行できる「スピードオフセット」機能を問題視し、削除しない限り承認すべきでないと表明。フィンランドやノルウェーも同調しており、採決に必要な特定多数(加盟国の55%かつEU人口の65%)の確保が難航しています。次回採決は10月6日という見方がある一方、越年して2027年第1四半期以降にずれ込むとの観測も出ています。
テスラのFSD(スーパーバイズド)は、欧州のほかに北米とアジア太平洋地域でも展開が進んでいます。北米は、米国、カナダ、メキシコ、プエルトリコ。アジア太平洋は、中国(限定運用)、韓国、オーストラリア、ニュージーランド。今回のベルギーでの承認によって、FSDは世界14の国と地域で利用可能となりました。
(EVcafe編集部)

