テスラのヨーロッパ向けXアカウント(@teslaeurope)は2026年9月29日、FSD(スーパーバイズド)がクロアチアで承認されたと発表しました。ポストでは「Rollout will begin soon(展開は近日開始)」としており、具体的な開始日は明らかにしていません。
FSD(スーパーバイズド)が欧州で承認されるのは、クロアチアで8カ国目です。これまでの承認国は以下のとおりです。
オランダ(4月)
リトアニア(5月20日)
エストニア(5月29日)
デンマーク(6月9日)
ベルギー(6月10日)
スロベニア(9月7日)
チェコ(9月21日)
9月だけで3カ国が承認しており、テスラは国ごとの承認を着実に増やしています。
今回の承認は、オランダの車両当局RDWが今春に整えた例外承認の枠組みを使ったものです。オランダで得た国内型式認証を、他のEU加盟国が個別に受け入れる方式で、承認国が一つずつ広がってきました。
対象となるソフトウェアは、欧州の法規制や交通環境に合わせた「FSD v14」の欧州向けビルドとみられます。当初はハードウェア4(AI4)搭載車に限って提供される見通しです。
クロアチアでの審査は、同国の国家計量局(DZM)が担当しています。DZMは9月10日、現地メディア「Autonet」の取材に対し、EUとしての規則の議論が先に行われるまで、国内型式認証を受け入れる判断はしない可能性が高いと話していました。
その約3週間後に承認が発表されましたが、判断を変えた理由について、DZMは公式な説明をしていません。
EU全域でFSDを承認するには、特定多数決(加盟27カ国のうち15カ国以上、かつEU人口の65%以上)で可決される必要があります。10月6日に予定されている自動車技術委員会(TCMV)の会合は「議論の継続」にとどまり、採決は予定されていないと報じられています。採決は早くても12月以降になるとの見方が有力です。

