トランプ米大統領は2026年10月8日、ホワイトハウスで開催された「Science: A New Golden Age Summit」において、テスラおよびスペースXのCEOであるイーロン・マスク氏に国家科学賞(National Medal of Science)を授与しました。大統領はマスク氏を「国の宝」「現代のトーマス・エジソン」と称え、宇宙開発やテクノロジー、イノベーションへの貢献を評価しました。
国家科学賞は、米国の科学者・技術者に贈られる最高位の栄誉とされています。同賞は1959年に連邦議会によって創設され、運営を担う全米科学財団(NSF)によると、これまでに529人の科学者・技術者が受賞しています。候補者は大統領が任命する著名な科学者・技術者による委員会で審査され、ホワイトハウスでの式典で大統領から直接授与されます。
今回はマスク氏だけでなく、テック業界の大物が並びました。国家科学賞はマスク氏のほか、Google共同創業者のセルゲイ・ブリン氏、NVIDIA CEOのジェンスン・フアン氏、AMD CEOのリサ・スー氏が受賞。国家技術・イノベーション賞は、デル・テクノロジーズCEOのマイケル・デル氏と、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏に贈られました。サミットには科学者やテクノロジー分野のイノベーターが集まり、科学的ブレークスルーや超知能(スーパーインテリジェンス)、民間投資などについて議論が交わされました。
トランプ大統領が国家科学賞および国家技術・イノベーション賞を授与するのは、1期目・2期目を通じて今回が初めてです。また、同賞はトランプ家とも縁があり、レーガン政権時代には、大統領の叔父でMITの電気工学者だったジョン・G・トランプ氏が、電離放射線の医療・産業利用に関する研究で同賞を受けています。
マスク氏は、自らのXアカウントでホワイトハウスのポストを引用しながら、自身以外の5人の受賞者を祝福しています。

