テスラファンの間で大人気のティアダウン(解体)のスペシャリスト、サンディー・ムンローがついにサイバートラックの解体を開始します。ムンローは2024年3月6日にX(旧Twitter)へ投稿、サイバートラックの隣に立ってテスラの新世代ピックアップトラックの納車と解体の開始を報告しました。
ムンローは、フォードなどの自動車メーカーでエンジニアとして活躍したのち、ムンロー&アソシエイツを設立。そのビジネスモデルは、自動車を解体し、詳細なレポートを販売するという「リバースエンジニアリング」をベースとしています。2018年から開始された、ムンロー自身のYouTubeチャンネル「Munro Live」は、解体結果の動画やインタビューなどを配信し、41万人以上のチャンネル登録者がいる人気チャンネルとなっています。
ムンローとテスラの関わりは、2018年のテスラモデル3の分解から始まりました。また、2022年には当時最新モデルだったモデルYを分解し、超大型のダイキャストマシン(鋳造機)で車台を一体成型する「ギガキャスティング」によって作られたボディを紹介。そこでは、モデルYの安全性と採算性の高さを解説し、テスラの車作りを絶賛しています。
ムンローはイーロン・マスクを番組に呼んでワンオンワン・インタビューも行っています。その第一回目は、ムンローの得意分野であるボディの構造について深く詳細な会話が繰り広げられていて、テスラの車作りの神髄に触れることができると話題呼びました。また、2023年12月に公開された第二回目のイーロン・マスクとの対談は、2023年11月30日に出荷開始されたばかりのサイバートラックがテーマとなっています。
そんなサンディー・ムンローがついに、3月6日にサイバートラックの実車を入手。ムンローは自身のXでも、サイバー・トラック納車の興奮を投稿しました。
イーロン・マスクが世間を驚かせたサイバートラックとは、果たしてどんなボディ構造と特性を持ったEVなのでしょう? 今後発表される、ムンローの解体と分析が楽しみです。