ボルボ・カーズが2026年5月26日、欧州およびアジア太平洋地域においてテスラ・スーパーチャージャーへのアクセスを拡大すると発表しました。この発表のなかで、日本市場における北米充電規格「NACS(North American Charging System)」の採用方針が明らかにされています。
公式リリースによりますと、ボルボ・カーズは日本および韓国において、2029年までに選定したモデルをNACS規格へ移行する計画です。これにより、両市場のボルボドライバーは将来的にテスラ・スーパーチャージャーネットワークへのアクセスが可能になります。
今回の方針が適用されるボルボ車のモデルは、EX30、EX40、EC40、EX60、EX90、ES90の6モデルです。これらは同社が完全電動化戦略のもとで展開するピュアエレクトリックモデル群にあたります。
日本市場と並行して進められる欧州での施策については、より早期に展開されます。2026年第4四半期から、欧州のボルボドライバーは同社のアプリを通じて、欧州29カ国に展開する2万カ所のテスラ・スーパーチャージャーステーションを利用できるようになります。
日本国内のEV用急速充電インフラは、現在CHAdeMO規格が主流であり、テスラは独自にスーパーチャージャー網を展開している状況。今回のボルボによるNACS採用方針は、欧州系自動車メーカーが日本市場でNACSへの移行を明示した動きとして注目されます。
米国市場では、フォード、ゼネラルモーターズ、ヒョンデなど多数のメーカーがすでにNACSへの移行を表明・実施しており、ボルボも北米市場ではNACS対応を進めてきました。日本市場における対応は、これに続く形でのアジア展開という位置づけになります。日本市場では、2025年5月9日にマツダが2027年以降に国内で発売するモデルについてNACS採用を発表しています。

