テスラの公式Xアカウント「テスラ・ロボタクシー」は、同社のロボタクシー専用車両「サイバーキャブ」が、米テキサス州オースティンで開催されている全米視覚障害者連合(NFB)の年次大会に登場し、視覚に障害のある来場者向けにアクセシビリティ機能を体験できる機会を設けたことを明らかにしました。NFBの年次大会は2026年7月3日から8日まで、オースティン市内のJWマリオット・オースティンを会場に開催されています。
同アカウントの投稿によると、公開された機能は主に3点。1つ目は、車内の物理的な操作ボタンへの点字表記。2つ目は、盲導犬などの介助動物や、白杖をはじめとする補助器具を収めるためのスペースの確保。3つ目は、車椅子からの乗り移りをしやすくするため、座席の座面を車椅子とほぼ同じ高さに設定した点です。

テスラのロボタクシーアプリのストア掲載情報でも、介助動物用のスペース、スクリーンリーダーへの対応、車椅子や補助器具を収める空間など、複数のアクセシビリティ機能に対応した設計であることが説明されています。

点字表記については、2026年3月に米ワシントンD.C.で開催された別のイベントの際、サイバーキャブの担当エンジニアが、ドアの解錠ハンドルおよびハザード・緊急停止ボタンへの点字採用を明らかにしていました。今回のNFB年次大会での公開は、こうした既存の設計をあらためて当事者に紹介する形となったとみられます。なお、テスラは2026年のNFB年次大会の公式スポンサーにも名を連ねています。

テスラは、ロボタクシー向けのサービス車両を段階的に拡大しており、今回の視覚障害者団体向けの機能公開も、その一環として位置づけられます。

