日産自動車は2026年7月9日、軽自動車規格EV「日産サクラ」の国内累計販売台数が10万台を超えたと発表しました。同社によると、2022年5月の発売から2026年6月までの累計販売台数は10万1018台で、同期間の国内EV累計販売台数の約3割を「サクラ」が占める計算とのこと。
サクラは、2026年4月にマイナーチェンジを実施し、エクステリアデザインを変更。この改良にあわせて、オプションとして100V・1500WのAC電源をラゲッジルームとインストルメントパネルの2カ所に設定できるようになりました。車内での家電製品の使用が可能になるだけでなく、災害や停電といった非常時には電源としても活用できます。
日本の軽EV市場は選択肢が広がりつつあります。乗用タイプでは、「サクラ」と車体を共有する三菱自動車「eKクロスEV」に加え、2025年秋にはホンダ初の量産軽EVとなる「N-ONE e:」が登場しました。「N-ONE e:」はWLTCモードで295kmの航続距離をうたい、数値では「サクラ」の180kmを上回ります。さらに今夏は、BYDが日本の軽EV市場用に開発した「RACCO(ラッコ)」を投入する予定です。
競合が増え、スペック面で新型に譲る部分も出てきたなかでの今回の10万台達成は、価格や航続距離といった課題が指摘されがちな軽EVカテゴリーにおいて、「サクラ」が先行者として記録した重要なベンチマークと言えるでしょう。

