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テスラが仕掛ける”AIチップ戦争”──イーロン・マスクが描く未来とAI7の正体

2025 7/31
EVcafeで考える
2025年7月31日
(イメージ作成:がす)

EVcafeで考える 第23回 by がす

 世界中でNVIDIAのAI加速GPU「H100」を巡る争奪戦が繰り広げられています。ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)を動かすために必要なH100は、まさに”金のシャベル”です。GAFAをはじめ、AIスタートアップまでもが数千億円単位の投資を行い、H100を確保しようとしています。

 しかし、そんな熱狂の裏側で、イーロン・マスクはまったく異なる未来を見ています。彼が目指すのはクラウド上の学習覇権ではありません。もっと先、学習したAIを現実世界に実装するための”出口”を自ら握ることです。

 マスクが育てているのは、文章を作るAIではありません。道路を自律走行し、人間と対話し、荷物を運ぶ──現実世界で動き続けるAIです。

テスラの自律型ロボット「オプティマス」(写真:テスラ)
テスラの人型ロボット「オプティマス」(写真:テスラ)

 テスラの完全自動運転「FSD」、そしてAIロボット「オプティマス」。これらの背後にあるのが、テスラが自社開発したAIスーパーコンピュータ「Dojo」です。Dojoは毎日数十万台の車両から集まる映像やセンサーデータを処理し、AIモデルを進化させ続けています。

テスラのAIスーパーコンピュータ「Dojo」(写真:テスラ)
テスラのAIスーパーコンピュータ「Dojo」(写真:テスラ)

 だが、どれほど優れたAIをDojoで学習させても、それを現実世界に展開する”出口”がなければ意味がありません。そこで重要になるのが、FSDやオプティマスに搭載されるAIチップです。テスラが開発したこのチップが「AI6」です。

 2025年7月、テスラはAI6の量産をサムスンと約165億ドル(約2.4兆円)の契約で合意しました。生産は米テキサス州テイラー工場で、サムスンの2nmプロセス「SF2」を用いて行われる予定です。この契約の最大のポイントは、テスラが製造ラインに深く関与できることにあります。イーロン自身も「自分が製造ラインを歩いて進捗を加速させる」と語りました。

テスラの自律型ロボット「オプティマス」(写真:テスラ)
イーロン・マスク「サムスンがテキサス州に建設する巨大な新工場は、テスラの次世代AI6チップの製造に特化します。その戦略的重要性は計り知れません。サムスンは現在AI4を製造しています。TSMCは設計が完了したばかりのAI5を、まず台湾で、その後アリゾナで製造する予定です。- サムスンは、製造効率の最大化に向けてテスラの協力を得ることに同意しました。これは非常に重要な拠点です。私自身が現場に立ち会い、進捗を加速させます。しかも、工場は私の家からそう遠くない便利な場所にあります」

 歩留まりの高さで優れるTSMCのN2プロセス(70%以上)ではこうした現場介入は認められません。一方、歩留まりが40〜45%と報じられるサムスンは、テスラが設計改善や工程改良に直接関与することを許したのです。

 これは、単にコストを抑えるための選択ではありません。テスラは”歩留まり”ではなく”製造主導権”を選んだのです。アナリストのミン・チー・クオ氏も、この動きを「リアルな製造知見を得る最大の機会」と評価しています。言い換えれば、AI6はテスラが製造ノウハウを獲得するための布石だったのです。

 そして、その知見を活かす次の一手が「AI7」です。AI7は最初から自社製造を前提に設計された本命チップです。AI6が”リハーサル”なら、AI7は”完成形”といえるでしょう。

 AI7はFSDやオプティマスの頭脳となるだけでなく、省電力で小型、現場で自己学習できる”モバイルDojo”として進化する可能性があります。AI7を搭載した車両やロボットが世界中で稼働し、現場で学んだ知見をクラウドのDojoに送り返します。そして再学習されたAIモデルが再びAI7に戻されます。この循環が世界規模で形成されれば、テスラはかつてイーロンが語った「テスラ車が巨大AIネットワークになる」というビジョンを現実のものにできます。

 ARK Investのブレット・ウィントン氏も「すべての動く機械に推論チップが必要になる」と投稿し、イーロンはこれに🎯で反応しました。

Xの投稿「あらゆる動く機械には推論チップが必要となり、その機械の能力はそのチップの統合能力によって決まる」
ブレット・ウィントン氏「あらゆる動く機械には推論チップが必要となり、その機械の能力はそのチップの統合能力によって決まる」- イーロン・マスク「🎯」

 AI7の行き先はFSDやオプティマスに留まりません。物流ドローンや倉庫ロボット、家電、建設機械、船舶──あらゆる”動くモノ”がAI7を搭載し、世界を学習する分散型AIネットワークの一部になる未来が見えてきました。

 AIチップは、これからの時代における”未来のOS”です。誰がAIチップを設計し、製造し、世界中の端末に組み込むかが未来の主導権を決めます。GoogleやOpenAIはAIモデルは持っていても端末は持ちません。NVIDIAもチップ製造そのものは外部に依存しています。テスラはどうでしょうか? Dojoという学習基盤、AI6/AI7というAIチップ、FSD車やオプティマスという端末──その全てを自社で揃えています。

 だからこそイーロンは、製造ラインを歩こうとしているのでしょう。製造の自由度と供給の安定性を確立することが、テスラの未来戦略の中核だからです。AI7が量産されるとき、世界中の動くAIノードが相互に学び合い進化する分散型AIネットワークが完成します。それはクラウドAIで覇権を握ったNVIDIAをも凌ぐ影響力を持つかもしれません。

 AI6は布石、AI7は決定打です。イーロン・マスクは確信しています。世界はAIチップで動くようになります。そして、そのAIチップの主導権を”テスラ製”で握ろうとしているのです。

(文・がす)

がす(来嶋 勇人)

 福岡県出身。(株)ファミリーマートのマーケティング本部でアプリやコーヒーのパッケージを作っていたが早期退職。無職になりテスラでハローワークに通い見つけた会社に入社。そこでゼロからスタートし、そこの関連会社の社長に抜擢され就任。現在はECやアニメーション事業を行っている。プライベートでは2024年からイーロン・マスクの公式パロディアカウント(フォロワー240万人)からオファーをもらいイーロン・マスク(パロディ)公認のAIデザイナーとなり、ハイクオリティなAI画像をイーロン・マスク(パロディ)に提供。TikTokでは、「Elon Musk’s Mars Food」が計500万再生を記録。

 Xでは以下のアカウントでイーロン・マスク、テスラ、AI、EV、自動運転、スペースXの最新ニュースを発信。

 がすAIデザイナー(イーロンマスクパロディ公認)

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