ヒョンデモビリティジャパンは、2025年大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業「スマートモビリティ万博」に協賛。中型電気路線バス「ELEC CITY TOWN(エレクシティタウン)」3台を提供し、会場内の移動手段として活用します。
提供される3台のうち2台は会場スタッフの送迎用として早朝および夜間に運行され、残り1台は「Green Park Bus(グリーンパークバス)」として内装をラウンジ仕様に改装し、来場者向けの休憩スペースとして会場内「セービングゾーン」付近に設置されます。

ラウンジバスは木目調と芝生を基調とした内装で、車両に搭載された駆動用バッテリーからの給電により、車内でのスマートフォン充電などが可能です。開放期間は2025年4月13日から10月13日までの会期中、常時とのことです。

「エレクシティタウン」は日本のバス車体規格ガイドラインに準拠して開発されたEVバスで、リチウムイオンバッテリーを搭載し220km以上の航続距離を確保しています。また死角地帯の障害物を感知する「SEW-Near」機能や車両安定装置「VDC」など安全装置も標準装備。日本自動車輸送技術協会(JATA)の「補助対象車両」に認定されており、導入時には1台あたり約1769万円の補助金が交付されるEVバスです。
ヒョンデは今回の協賛を通じて、万博会場における環境負荷低減と、次世代公共交通システムの普及促進を目指すとしています。
エレクシティタウンのスペック
全長 | 8995mm |
全幅 | 2490mm |
全高 | 3400mm |
ホイールベース | 4420mm |
乗車定員 | 55(18+36+1)名 |
バッテリー容量 | 145kWh |
バッテリー種類 | リチウムイオン |
充電方式 | CHAdeMO |
航続距離 | 208km(定速73km/h) |
最高速度 | 80km/h |
モーター最高出力 | 160kW |
駆動モーター | ZF製セントラルモーター |
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