テスラとドイツのbkグループが共同で展開するEV充電拠点向けラウンジサービス「bkワールド」が、フランスおよびスペインで新たな拠点を相次いでオープンしました。
フランスでは2026年5月4日、リヨン近郊のダルディイに新拠点が開設されました。フランス国内では5か所目となる同施設は、高速道路沿いに位置し、南フランスへ向かう長距離ドライバーの中継地点として機能します。隣接するスーパーチャージャー・パークにはV4世代の充電器が28基設置されており、CCS規格に対応したテスラ以外のEVも利用可能。ラウンジ内は空調完備で、座席、コーヒーマシン、スナックや飲料・アイスを取り揃えた冷蔵ショーケース、および車いす対応を含むトイレ設備が備わっています。施設は24時間365日利用可能で、自動販売機5台が設置されています。

EV専門メディアEVwireの記事によると、スペインでは2026年3月、ブルゴス近郊のビジャゴンサロ・ペデルナレスにスペイン初となるbk ワールドのラウンジが開設されました。同拠点には20基のスーパーチャージャーが設置されており、テスラのスペイン国内通算1000基目の充電器にもあたります。ラウンジの中核を担う「bk ワールド ロボティック・ショップ」では、スナック、ドリンク、コーヒー類をセルフサービスで提供し、注文・決済はタッチパネル式の大型端末で非接触対応となっています。ラウンジ外にはピザの自動販売機も設置されています。


bkワールドのフランス展開は2024年7月、パリ〜リール間の高速道路沿いのロワイエを皮切りにスタートしました。その後、セナ、マニャン、マコンと順次拡大し、今回のダルディイで5拠点目。各拠点のスーパーチャージャーはいずれもV4世代で、CCS規格対応車であればメーカーを問わず利用できます。
bkグループが提供するラウンジは、「キューブ」と呼ばれるモジュール式ユニットで構成されています。最小サイズは約50平方メートルで、複数のキューブを組み合わせることで規模の拡張が可能。設置・移設・撤去が短期間で行えるほか、水道・排水・電気の接続さえあれば稼働できる設計となっています。


bkワールドはもともとドイツ国内のスーパーチャージャー拠点で2022年ごろからサービスを展開。現在はフランス・スペインを含む欧州各国への拠点拡大を続けており、今後5年間でヨーロッパ全域に約300拠点を展開する計画です。テスラ以外のEV充電オペレーターとの提携も進めており、フランスでは2026年4月にEV充電事業者のエレクトラとの初めての共同拠点もオープンしています。

