米国の小売大手ウォルマートは、エービービー・イーモビリティ製のDC急速充電器「A400 オールインワン」をアリゾナ州フェニックス都市圏などの店舗に設置し、稼働を開始しました。両社は2026年4月28日に本件を正式発表しています。
導入されたA400は、1台に2口の充電ポートを備えるデュアル式の急速充電器です。CCS1規格と、テスラ規格をベースとしたNACSの両コネクタを1台に搭載しており、これにより米国内を走行する大半のEVに対応します。

出力性能は1台のEVに対して最大400kWを供給可能で、2台同時利用時は電力を動的に分配し、それぞれ最大200kWでの充電に対応します。最大電流は600アンペア、シリコンカーバイド半導体の採用により約97%の効率を達成し、稼働率99%を目標に設計されています。
ウォルマートは自社のEV充電ネットワークにおいて、設置機器をすべて400kWクラスに統一する方針を採っています。これまではアルピトロニック製の充電器を中心に展開していましたが、今回のA400追加によりサプライヤー2社体制となります。

現在、アリゾナ州のメサ、テンピ、アパッチジャンクション、クイーンクリークにある計7店舗で稼働を開始しており、今後数か月以内に同都市圏内で計9店舗・38基のA400が稼働する予定。並行してコロラド州、フロリダ州、ジョージア州の店舗でも導入が進められています。
同社の急速充電ネットワークは、2025年時点の数基規模から2026年4月時点で200ポートを超える規模にまで拡大しており、2030年までに米国全土の店舗網へ数千基規模の400kW級急速充電器を設置する計画です。

