テスラは2026年6月6日、「Tesla Robotaxi, LLC」名義でネバダ州交通局に自律走行車ネットワーク事業者の営業許可(Docket 26-05015)を申請しました。対象エリアはラスベガスを擁するクラーク郡で、ハリー・リード国際空港およびヘンダーソン・エグゼクティブ空港も含まれます。許可取得後12カ月以内に最大5000台のロボタクシーを展開することを申請書に明記しています。
テスラがラスベガスを最初の本格展開地として選んだ背景には、年間数千万人の観光客が訪れる旺盛な需要、規則正しいグリッド状の道路構造、そして成熟したライドシェアインフラがあります。なかでも空港周辺は乗降需要が集中する拠点として期待されています。
今回の申請は、ネバダ州での規制対応を段階的に進めてきた結果です。テスラは2025年9月3日にネバダ州DMVへのテスト登録証明書を提出し、7日後に承認を取得。同年11月20日には同州の自己認証プロセスを完了していました。また、営業許可申請に先立つ2026年5月12日には、クラーク郡に約3344㎡(3万6000平方フィート)のサイバーキャブ専用整備・洗車施設の許可もすでに申請しており、インフラ面での準備も着実に進んでいます。
申請が示す5000台という規模は、自律走行車業界において注目される数字です。競合のWaymoが全稼働市場を合わせた台数が数百台とされるなかで、テスラは1つの州での展開だけでそれを大幅に上回る規模を計画していることになります。ネバダ州交通局による審査期間は現時点では公表されていませんが、承認が得られればラスベガスでのロボタクシーサービスが大きく前進することになります。

