テスラは2026年7月20日、Xの公式アカウントで、開発中のロボタクシー専用車両「サイバーキャブ」にスペースXの衛星インターネットサービス「スターリンクV5」の端末やアンテナを直接統合すると発表しました。スペースX側の「スターリンク」公式アカウントも同内容を投稿し、自動運転車の将来に向けて宇宙から高速インターネットを提供する旨をコメントしています。
両社が投稿した図解は、サイバーキャブの車体を透過させた断面図で、GPSアンテナ・5G LTEアンテナ・車内マイクなどのブロックとは別に「スターリンク統合」という項目が単独で明記されているほか、FSDコンピューターや車内外の各種カメラ類も併せて図示されています。
この図解は、テスラのカリフォルニア州サンノゼ・サンタナロウのショールームにインフォグラフィックスとして展示されているものです。テスラ系インフルエンサーのソーヤー・メリット氏は7月20日、テスラがサイバーキャブへのスターリンク統合をこうした公式な形で確認したのは今回が初めてだと投稿しました。
Tesla's updated Santana Row showroom in San Jose has a production Cybercab on display and new infographics on the wall.
— Sawyer Merritt (@SawyerMerritt) July 20, 2026
On the wall: "Cybercab is built for autonomy. It has no steering wheel, no side mirrors and no pedals, It goes where you tell it to go and how you want it to,… https://t.co/qY4wxAxY2e pic.twitter.com/IfYbUebRja
サイバーキャブのテスト車両では今年5月から7月にかけて、トランクリッドに「スターリンク・ミニ」アンテナを外付けした状態で公道を走行する様子が繰り返し目撃されていたほか、2025年12月公開の特許出願(米公開番号2025/0368267)でもロボタクシーの「途切れないネットワーク接続」や「遠隔監視」のためのスターリンク統合が言及されており、今回の発表はこうした状況証拠の延長線上にあります。図解上はスターリンクの端末が外付けではなく車体に統合された形で示されていますが、具体的な形状や搭載位置についてテスラは詳細を公表していません。
サイバーキャブは2026年初頭からギガファクトリー・テキサスで量産が始まっており、年内にはオースティンやラスベガスなどでの商用ロボタクシー展開が予定されています。価格についてイーロン・マスクCEOはこれまで3万ドル以下を掲げてきましたが、決算説明会では2万5000ドル程度という金額にも言及しています。個人向けモデルの具体的な販売開始時期や、スターリンクを標準装備とするか有料オプションとするかについて、テスラは現時点で明らかにしていません。

