フロンティア航空は2026年7月14日、スペースXが運営する衛星インターネットサービス「スターリンク」を機内WiFiとして採用すると発表しました。2027年初頭に最初のスターリンク搭載機の運航を開始する予定です。
同社CEOのジミー・デンプシー氏は、スターリンクが機内体験を根本から変えるとし、乗客が搭乗中を通じて仕事やストリーミング視聴、ウェブ閲覧、通信を自由に楽しめる環境を提供できると説明しました。
提供されるWiFiはHD動画ストリーミングやオンラインゲームにも対応する高速・低遅延の接続で、乗客向けだけでなく、パイロット、客室乗務員、整備チーム、地上オペレーションにも活用されます。
フロンティア航空はアリゾナ州フェニックスを本拠とする投資ファンド、インディゴ・パートナーズ(Indigo Partners)傘下の航空会社の一つです。同ファンドが出資するウィズ・エア(ヨーロッパ)、ボラリス(メキシコ)、ジェットスマート(南米)、セブ・パシフィック(フィリピン)の4社もスターリンクを採用する見込みで、グループ合計1000機以上への搭載が計画されています。
スペースXのスターリンクは低軌道衛星を活用した衛星インターネットで、移動中の環境でも安定した高速通信を実現可能。米国ではユナイテッド航空、サウスウエスト航空、アラスカ航空、ハワイアン航空、アメリカン航空がスターリンクを採用または導入決定しており、今回のフロンティア航空はその流れに続く形となります。一方、デルタ航空とジェットブルーはスターリンクを選ばず、アマゾンが展開する衛星インターネット「Amazon Leo」の採用を発表しています。世界に目を向けると、2026年時点でスターリンクを採用した航空会社は42社に達しており、機内インターネットのデファクトスタンダードとして急速に広がっています。






