日産自動車は2026年6月4日、第10回フィリピン国際モーターショー(PIMS)において、新型セダンBEV「プリメーラ EV」と新型ピックアップトラック「ナバラ プロ プラグインハイブリッド」を公開しました。両モデルはいずれも中国で生産し、グローバル市場へ輸出する計画です。

カースクープスの記事によると、「プリメーラ EV」は中国市場向けモデル「N7」の実質的な別名仕様車で、日産と東風汽車のジョイントベンチャーで開発・製造されています。フィリピンの認証書類から判明した仕様はN7のエントリーグレードとほぼ一致しており、最高出力160kW(215hp)・最大トルク305Nmのシングルモーターを搭載。約60kWhのバッテリーパックを積み、航続距離は約500kmとされています。
ボディサイズは全長4930mm・ホイールベース2915mmで、トヨタ カムリを上回る大きさです。外観はN7からほぼ変更なく、ファストバックスタイルのシルエット、フラッシュドアハンドル、ワイドなLEDライトが特徴です。

「プリメーラ」は1990年に初代モデルが登場し、セダン・ハッチバック・ワゴンの各ボディタイプで3世代にわたって展開。日本国内では2005年末、欧州では2008年末に販売を終了しており、今回はそれ以来の復活となります。
「ナバラ プロ プラグインハイブリッド」についても、中国市場向けの「フロンティア プロ PHEV」をベースとしたモデルで、同様に中国からの輸出候補と見られています。日産はすでにN7(プリメーラ)を東南アジア、中東、さらにヨーロッパへも展開する方向で検討しており、今回のフィリピンでの発表が中国発グローバル輸出戦略の第一歩と位置づけられています。

両モデルの詳細仕様や価格、発売時期については、発売に近い時期に改めて発表される予定です。また、2026年6月現在、日本国内での両モデルの発売に関する公式な発表はありません。

