テスラは、カリフォルニア州のフリーモント工場で、世界累計の生産台数が1000万台に達したことを、公式Xアカウントで明らかにしました。1000万台目となる車両は今週、同工場のラインで生産されたモデルYです。同社は投稿の中で、6年前の2020年に、この工場で世界100万台目の車両を生産したことにも触れており、100万台から1000万台までを約6年で積み上げたことになります。テスラが2008年に最初の車両の納車を始めてから、約18年での到達です。
直近の生産ペースを振り返ると、800万台目は2025年6月にベルリン工場(ギガベルリン)で、900万台目は同年12月30日に上海工場(ギガ上海)で、それぞれラインオフされています。800万台から900万台までは207日、900万台から1000万台までは約7カ月での到達となりました。800万台目、900万台目の車両も、世界で最も売れているモデルYでした。ギガ上海はテスラの世界生産のおよそ半分を担う中核拠点で、同社の2026年第2四半期の生産台数は約45万台にのぼります。
フリーモント工場は、1962年から1982年までゼネラル・モーターズの組立工場として稼働した後、1984年にゼネラル・モーターズとトヨタ自動車の合弁会社NUMMIの工場となりました。NUMMI時代は2006年に年間約42万8000台の生産ピークを記録し、2010年の閉鎖までに800万台以上を生産しています。テスラは2010年に約4200万ドルで同工場を取得し、2012年にモデルSの生産を開始しました。同工場はテスラが最初に取得した量産拠点で、敷地面積は約530万平方フィートに及び、2025年10月時点で累計360万台以上を生産しています。

現在、フリーモント工場ではモデル3とモデルYを生産しています。長らく同工場で製造してきたモデルSとモデルXは、2026年5月に生産を終了しました。モデルSは約14年、モデルXは約11年にわたって生産され、両モデルの累計はおよそ61万台にのぼります。両モデルは近年、年間の生産が合わせて3万台程度まで縮小していました。同工場はテスラの主力生産拠点の一つで、テスラによると2万人以上の雇用を生み出しています。
テスラは2026年1月に、モデルSとモデルXの生産終了と、両車を組み立てていたフリーモントの生産ラインを人型ロボット「オプティマス」の製造に充てる方針を発表しました。

Electrekの記事によると、オプティマスの生産は2026年内の開始が見込まれ、同ラインは年間100万台規模の生産能力が計画されています。さらにテキサス州にも、より大規模なオプティマスの生産拠点を建設中で、2027年ごろの稼働を見込んでいます。オプティマスはまず自社工場での活用が想定されており、旧NUMMI工場は、量産電気自動車の拠点からロボットの生産へと、製造品目を広げつつあります。
Produced our 10 millionth Tesla globally at Fremont Factory this week!
— Tesla (@Tesla) July 30, 2026
Only 6 years ago, Fremont Factory made our 1 millionth vehicle pic.twitter.com/ps4H6tFgUQ

