スペースXは、大型再使用ロケット「スターシップ」の14回目の飛行試験について、米連邦航空局(FAA)が9月22日(現地時間7時15分〜9時14分、日本時間同日21時15分頃)を打ち上げウィンドウとして設定したことを明らかにしました。2026年9月16日、公式Xにポストしています。バックアップは翌9月23日です。ただしこれは空域確保の計画段階で、打ち上げライセンスの全条件確定を意味せず、天候や機体準備次第で日程が変わる可能性があります。
Starship is preparing to go to orbit. Flight 14 is targeting to launch as early as Tuesday, September 22, pending regulatory approval → https://t.co/LwJ4g6dg9v https://t.co/Ds0aGWpT9V
— SpaceX (@SpaceX) September 15, 2026
最大の注目は、スターシップが初めて本格的な軌道投入に挑む点です。これまでの13回はいずれも打ち上げから同じ時間内に大気圏へ再突入する弾道飛行でしたが、今回は初の軌道到達となります。搭載するのは次世代衛星「スターリンクV3」約20基で、レーザー通信対応の同衛星が初めて実運用として軌道上に投入される見込みです。
使用機体は新造のスーパーヘビー・ブースター「B21」と宇宙船「Ship 41」で、いずれもブロック3世代。ブースターは8月28日に33基全エンジンの静止燃焼試験を実施済みです。着水はブースターがメキシコ湾、シップがインド洋を予定し、今回はタワーでのキャッチ回収は行いません。マスク氏は、シップのキャッチ回収は次の15回目のフライトで行う方針を示し、年内から来年早々にはブースターとシップの両方を再使用する「完全再使用型軌道ロケット」の実現を目指すとしています。

