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ソニー・ホンダ合弁のEV、AFEELAが日米でテスラの充電規格を採用。日本向け車両として初

 ソニー・ホンダモビリティ株式会社(SHM)は2024年9月27日、同社のEVブランド「AFEELA(アフィーラ)」において、テスラ社の北米充電規格「NACS」を採用することを発表しました。AFEELAは、日本向け車両としてはテスラ車以外で初めて、NACS規格に対応する車両となります。

 AFEELAは、2025年から北米および日本で販売予定のEVです。北米では、テスラ以外にもフォードやGMなど、多くのメーカーがNACS対応のEVをすでに販売していますが、日本市場で販売する車両でNACSを採用するのは、AFEELAが初となります。

 テスラのスーパーチャージャーは、高速で充電できることや、充電の操作が驚くほど簡単なことが長所であり、国内に120箇所、598基敷設されています。このネットワークを利用できることは、AFEELAにとって大きなアドバンテージになることでしょう。

日本市場で発売するEVで初のNACS採用となるAFEELA
日本市場で販売するEVで初のNACS採用となるAFEELA

 そのAFEELAは、北米では2025年前半から先行受注開始、同年中に発売予定。日本では2026年後半からデリバリー開始予定となっています。

 テスラ社の充電事業ディレクター、Max de Zegher氏は、日本におけるNACS規格の拡大を歓迎し、SHMがこの動きに参加する最初の自動車メーカーとなったことを評価しました。

 一方、SHMの水野泰秀代表取締役会長兼CEOは、顧客の利便性を重視してNACS採用を決定したと述べ、テスラ社の最先端技術を搭載する充電設備への対応機会に感謝の意を表しました。

 この動きは、EVの普及に向けた充電インフラの標準化の一歩として注目されます。ただし、日本国内では従来のCHAdeMO規格も広く普及しており、今後の規格動向については継続的な観察が必要となります。

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