テスラのヨーロッパ向けXアカウント(@teslaeurope)は2026年5月20日、FSD(スーパーバイズド)のリトアニアへの展開を開始したと発表しました。リトアニアはオランダに続き、FSD(スーパーバイズド)が利用可能になったEU2カ国目となります。
リトアニアの交通安全当局は2026年5月18日、EU加盟国間の相互承認ルールに基づき、オランダの車両当局であるRDW(オランダ車両局)によるFSD認証を採用する形で、同機能の国内展開を承認しました。オランダのRDWは18カ月以上にわたる独自テストを経て、2026年4月10日にヨーロッパで初めてFSD(スーパーバイズド)を承認しています。
リトアニアでのFSD利用料金は月額99ユーロ(約1万8500円)で、Enhanced Autopilotをすでに購入しているオーナーは月額49ユーロ(約9200円)となります。
承認にあたり、リトアニア運輸通信省は「これらの技術は、より安全で快適な運転にすでに貢献できるものです。規制が技術の進歩に遅れをとらないようにすることが私たちの役割です」とコメントしています。
相互承認ルールを活用することで、他のEU加盟国も独自のテストプログラムを経ずにオランダの認証を採用できる枠組みが整っています。ギリシャはすでに承認法案を準備中で、ベルギーはフランダース地域でのテストを継続、アイルランドは当局との協議が進んでいます。テスラは2026年夏までのEU全域展開を目標に掲げています。
一方、EU全域での統一承認にはEU加盟国の55%と人口の65%による賛成票が必要で、7月と10月のTCMV(自動車技術委員会)会合で投票が予定されています。スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェーの当局は現時点で速度超過傾向と冬季走行性能に関する懸念を示しており、各国の対応に引き続き関心が集まっています。FSD(スーパーバイズド)は現在、世界10カ国で利用可能となっています。

