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欧州メーカー初、ボルボがテスラ北米充電規格(NACS)を採用! NACSが世界EV充電標準へ加速

 スウェーデンの大手自動車メーカー、ボルボは、6月27日に、テスラの北米充電規格(NACS)の採用とテスラとの契約を発表しました。6月7日に最新EV、EX30を発表したばかりのボルボは、これによって、欧州でNACS を採用する最初の自動車メーカーということになります。フォード、GM、リヴィアンに続き、欧州大手自動車メーカーのNACS採用も実現し、ますます、EV充電におけるNACSの標準化が加速していくことになりそうです。

以下が、volvoのリリースとなります。

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ボルボ リリース(2023年6月27日)

ボルボ・カーズが北米充電規格を採用することにより、ボルボ電気自動車のドライバーは、米国、カナダ、メキシコ全土で 1万2000台のテスラ スーパーチャージャーを利用できるようになります。

ボルボの最新EV EV30
ボルボの最新EV EV30

 2030年までに完全な電気自動車メーカーになるというボルボ・カーズの目標の一環として、同社はテスラと協定を結んだ最初の欧州自動車メーカーとなり、現在および将来のボルボの電気自動車ドライバーは、米国、カナダ、メキシコに広がるテスラの広大なスーパーチャージャー・ネットワークを利用できるようになります。

 この合意に基づき、2025年以降のボルボ車には、北米充電規格(NACS)の充電ポートが搭載されることになります。

 この協定により、ボルボの完全電気自動車ドライバーは、新たに1万2000カ所の急速充電ポイントを利用できるようになります。

 これらの新しい充電ポイントは、ボルボのドライバーがこれまで利用してきた何万もの急速充電ポイントに加えて提供されます。

「2030年までに完全な電気自動車にするという我々の旅の一環として、電気自動車での生活を可能な限り簡単にしたいと考えています」と、ボルボ・カーズのジム・ローワン最高経営責任者(CEO)は述べました。

「より多くの人々が、より持続可能な輸送を実現するための重要なステップである電気自動車へのシフトを進める上で、大きな阻害要因のひとつとなっているのが、簡単で便利な充電インフラへのアクセスです。本日、この合意により、米国、カナダ、メキシコのボルボ・ドライバーにとって、この敷居を取り除くための大きな一歩を踏み出すことになります」

ボルボのEVドライバーは、新たに1万2000カ所のスーパーチャージャーを利用できるようになります
ボルボのEVドライバーは、新たに1万2000カ所のスーパーチャージャーを利用できるようになります

XC40、C40 Rechargeから、最近発表されたEX30、EX90まで、ボルボ・カーズの完全電気自動車の現行ラインナップのドライバーは、ボルボ・カーズ・アプリを通じて充電場所を見つけることができ、2024年前半からアダプターを使用してスーパーチャージャー・ネットワークを利用できるようになると予想されています。

 NACS充電ポートを搭載した将来のボルボ車のドライバーで、充電器のCCS(Combined Charging System)で充電を続けたい場合は、ボルボ・カーズが提供するアダプターを使用することで充電を続けることができます。

 ボルボ・カーズ・アプリを使えば、米国とカナダの完全電気自動車ボルボ車のドライバーは、何万もの公共充電ステーションを検索し、充電器の空き情報をリアルタイムで入手し、1つのインターフェイスで充電セッションの料金を支払うことができるようになり、ボルボ車の充電が簡単になります。

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2022年のボルボ・カーズ
ボルボ・カー・グループは、2022年通年で223億クローネ(約2989億円)の営業利益を計上、2022年の売上高は3,301億クローネ(約4兆4245億円)に達し、世界販売台数は61万5121台に達した。

2022年12月現在、ボルボ・カーズの正社員数は、約43,200人。ボルボ・カーズの本社、製品開発、マーケティング、管理部門は、スウェーデンのヨーテボリを拠点としています。ボルボ・カーズは、パーソナルで持続可能かつ安全な方法で、顧客に移動の自由を提供することを目指していて、これは、2030年までに完全な電気自動車メーカーになることを企業目標としています。

上記リリースが掲載されているボルボのリリース

https://www.media.volvocars.com/global/en-gb

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