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リヴィアン、テスラとは異なる道へ。自動運転より安全性重視

 米電気自動車(EV)メーカーのリヴィアンが、完全自動運転の開発競争には参加しない方針を明らかにしました。同社のワシム・ベンサイド最高ソフトウェア責任者(CSO)がビジネス・インサイダーのインタビューで語っています。

「私たちは完全自動運転やロボタクシーを追求しているわけではありません。顧客の安全性と利便性を段階的に改善することが目標です」とベンサイド氏は説明します。

 同社が重視するのは、音声によるAI制御です。先日サンフランシスコで開催されたテッククランチ・ディスラプトカンファレンスで、ベンサイド氏は「画面やボタンに触れる必要があるのは、バグであってフィーチャーではありません。理想的には音声で車と対話できるはずです」と語りました。

R2のインテリア
R2のインテリア

 リヴィアンは2009年の創業以来、高級EVピックアップトラックとSUVに特化して開発を進めてきました。今年10月には、部品供給の問題で年間生産目標を5万7000台から4万7000~4万9000台に下方修正したことを発表しています。一方で、独フォルクスワーゲンから50億ドルの投資を受け、2026年には4万5000ドルの新型車「R2」の発売を予定しています。


 ベンサイド氏は「リヴィアンはテクノロジー企業であり、たまたま製品が車である」と位置づけ、将来的には他の自動車メーカーにもソフトウェアを提供するプラットフォームを目指す考えを示しました。

メインイメージ:リヴィアンのR2

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