日産自動車は、6月25〜26日に幕張メッセで開催の「AWSサミット ジャパン」で、SDV開発基盤「日産 スケーラブル オープン プラットフォーム」のデモを公開します。米アプライド・インテュイションのビークルOS向け開発ツールを用い、共同開発した試作車で新機能開発からOTA配信までの流れを実演します。

アプライド・インテュイションはフィジカルAI分野の米企業で、日本での事業を急拡大中。象徴的な動きが6月16日発表の自動運転システム「SDS」の日本展開です。北米・欧州に続き1年足らずで日本に投入され、3番目の主要市場となりました。
SDSはL2+/L2++レベルの高度運転支援(駐車支援、アクティブセーフティ、都市部の地点間走行)を提供。HDマップやLiDARに依存せず、量産車向けカメラ・レーダーと車載コンピューティングを組み合わせ、実走行データとシミュレーションで学習したニューラルネットによるエンドツーエンド型の自動運転スタックを採用します。日本特有の密集した道路網や左側通行にも対応する設計です。
発表は東京の「インターセクト 26: ジャパン」で行われ、SDS搭載のフォード マスタング マッハEや、いすゞの自動運転トラックの映像も披露されました。日本ではいすゞとの協業も進展しており、両社は3月、栃木県と愛知県を結ぶ約450キロメートルの商用物流ルートに第2世代のレベル4自動運転トラックを導入。2030年までに約36%減少すると見込まれるトラック運転手不足、いわゆる「2024年問題」への対応策で、いすゞは2028年度までにレベル4トラックの市場投入を目指しています。


同社は2017年設立、企業価値150億ドル。トヨタ、日産、GM、VW、ポルシェ、いすゞなど世界トップ20社中18社を顧客に持ちます。

