英国の高級車ブランド、ベントレーは2026年9月23日、同社初となるBEVのSUV「トルカル(Torcal)」をロンドンで世界初公開しました。価格は、標準モデルの「トルカル コア」が3650万円(17万3300ポンド)から、スポーティな「トルカル S」が4200万円(19万9300ポンド)からです。
コアは最高出力821PS、最大トルク1194Nmで、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は250km/hです。ホイールは21インチを標準装備します。

Sはローンチコントロール作動時に最高出力888PS、最大トルク1350Nmを発揮し、0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は260km/hに達します。22インチホイールのほか、ブラックの外装パーツ、レッドのブレーキキャリパー、リアディフューザーを備えます。

両モデルとも800Vシステムと113kWhのバッテリーを搭載し、航続距離はWLTPモードで最大約600kmです。ピーク400kWの急速充電に対応し、10%から80%までの充電は約16分で可能とのこと。

特徴的なのが、走行中に車内で鳴らす人工サウンドです。ベントレーはこの音づくりに、ドラム、ビオラ、ベースギターといった実際の楽器を採用。エンジン音のないEVでも、ブランドらしい走りの高揚感を演出する狙いがあるとみられます。
インテリアにはOLEDスクリーンを採用しています。オーディオは620W・16スピーカーが標準で、Naimと共同開発した1780W・28スピーカーのシステムも用意しています。

新開発のウッドパネル「オムブレ・ウォールナット・バイ・マリナー」は、ウォールナットの端材とクラフトペーパーを最大1000層圧着したもので、ブラックからライトスモークへ色が移ろう表現が特徴です。伝統的な職人技と最新のデジタル装備を組み合わせています。

ロールスロイスの「スペクター」などに続き、超高級ブランドの電動化がまた一歩進みました。トルカルは、ベントレーが掲げる電動化戦略の最初の一台として重要な意味を持ちます。日本での導入時期は現時点で未発表です。


